for the open society

資産運用に新たな基準を・・・。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

米国 家計のポートフォリオ改善へ <債券> 

ひとつ前の記事で、米国民の株式保有率から米国の家計のポートフォリオに改善の動きがみられていることを取り上げました。

米国 家計のポートフォリオ改善へ

今回は、債券保有率をみてみます。

スポンサーサイト

日米金利差 

プラザ合意前後から日米金利差は常に3%といわれてきました。
この金利差が長期的には為替リスクを軽減するというのが、販売側の謳い文句です。

しかし、通貨投資はゼロサムゲームです。

個人投資家のための、まじめな投資入門サイトである「私のインデックス my INDEX」によると、2009年8月末に点における過去30年の米ドルの円建てリターンは、年率にしてマイナス2.8%です。

米ドル [配当なし (プライスリターン)]

現在はさらに円高が進んでいるため、3%に近付いていることでしょう。
長期的には通貨への投資は、金利と手数料分だけ損をする取引のようです。


インフレ連動債と一般国債の違い 

インフレ連動債と一般国債の違いについて、デイビッド・スウェンセンは次のように述べています。


 発行体が同じで、どちらもデフォルトの心配がなく、元本と利息が返済される仕組みも似ているので、一般国債とインフレ連動債を同じ括りに分類する投資家が多い。
 しかし、一般国債とインフレ連動債を同類と考えるのは、間違っている。
この2つはインフレが予想外の水準に振れたとき、基本的に逆向きに反応するからだ。


インフレ率が予想外に上昇する場合

 一般国債では、受け取り元利の購買力が目減りし、投資家は打撃を受ける。
 インフレ連動債では、受け取り元利がインフレ調整を通じて膨らむので、投資家のリターンは上昇する。

インフレ率が予想外に低下する場合

 一般国債では、受け取り元利の購買力が押し上げられ、投資家に利益をもたらす。
 インフレ連動債では、償還日に返済される元本は額面通りだが、期間中に受け取る利息が目減りする。

インフレ連動債を一般国債と同格とするのは無理がある。


図は、米国インフレ連動債(TIP)と米国7-10年債(IEF)の配当込み価格の推移です。


債券 1969年~2008年のリターン 

表は、1969年から2008年における、各国国債のリターンです。
10年債の推移を現地通貨建てで表し、1969年の値を"1"としています。

日本とドイツのパフォーマンスが低く、英国とイタリアのパフォーマンスが高くなっています。

表1. 1969年から2008年における各国国債の推移(10年債, 現地通貨建て
  US UK Japan France Australia Italy Canada Germany
1969 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0
1979 1.8 2.4 1.9 1.7 1.7 1.8 1.9 2.2
1989 6.1 9.1 4.7 7.2 5.6 9.3 6.8 4.8
1999 13.1 24.3 9.4 18.2 18.8 36.6 19.1 10.9
2008 27.2 45.7 10.9 31.5 39.2 57.2 38.3 19.1

次に比較しやすいようにUSドル建てで比べてみます。

高格付社債への投資 

 実質ベースで1982年から四半世紀続いてきた株式の上昇相場は終わり、それ以上の長期に渡った信用創造による金融の時代が終わろうとしています。

 2008年の株式市場の調整を受けて、投資家は投資配分を資本構成でより上位に位置する投資対象へとシフトさせていくことが予想されます。

 また、米国政府による金融安定化プログラムは企業への直接的な資本注入に重点を置いています。  このような政府による資本注入先は、資本構造の中で株式よりも上位に位置するため、企業の優先債および劣後債保有者にとって好材料である一方、株式保有者にとっては希薄化につながる恐れがあるといいます。

 社債は株式よりも高パフォーマンスを上げる可能性が高いようですので、高格付債への投資を検討したいと思います。

 候補に挙がるのが、高格付債に投資するETFである iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond Fund (LQD)です。LQDは総資産の90パーセントを iBoxx米ドル建て高流動性投資適格インデックスに投資し、そのうち95パーセント以上を投資適格社債に投資します。
 毎月分配されるというのがネックですが、オバマ政権の意向に沿ったETFだと思います。

 表は上位25の保有社債です。

  Top 25 Holdings Maturity Date % Net Assets
1 PEPSICO 11/01/2018 1.25
2 Johnson & Johnson 5.55% 08/15/2017 1.21
3 INTERNATIONAL BUSINESS MACHS 10/15/2038 1.18
4 Johnson & Johnson 5.15% 08/15/2012 1.17
5 Abbott Labs 5.15% 11/30/2012 1.17
6 Wal Mart Stores 5.375% 04/05/2017 1.15
7 Astrazeneca 5.4% 09/15/2012 1.14
8 UNITED PARCEL SERVICE 01/15/2013 1.14
9 Johnson & Johnson 5.95% 08/15/2037 1.14
10 Abbott Labs 5.6% 11/30/2017 1.14
11 Ibm Intl Grp Cap 5.05% 10/22/2012 1.13
12 WAL MART STORES 04/15/2013 1.13
13 Berkshire Hathaway Fin 5.125% 09/15/2012 1.13
14 Bk New York Mtn Bk Ent 4.95% 11/01/2012 1.13
15 Jp Morgan Chase 5.375% 10/01/2012 1.12
16 Wells Fargo 5.25% 10/23/2012 1.12
17 DEUTSCHE BK AG 10/12/2012 1.12
18 Barclays Bk 5.45% 09/12/2012 1.12
19 GLAXOSMITHKLINE CAP 05/15/2013 1.12
20 ORACLE CORP --- 1.11
21 Walgreen 4.875% 08/01/2013 1.11
22 Astrazeneca 5.9% 09/15/2017 1.1
23 GLAXOSMITHKLINE CAP 05/15/2018 1.1
24 General Elec Cap 5.25% 10/19/2012 1.09
25 Intl Busn Machs 5.7% 09/14/2017 1.09
2008年11月30日現在


ブログランキング
ブログランキングに参加しています。 お役に立ちましたら1票お願いします。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ



ブログ全記事表示


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。