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資産運用に新たな基準を・・・。

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株式市場への投資は、商品市場へも投資していることになるのか? 

世界には、株式市場、債券市場、商品市場、不動産市場、など多くの異なる市場が存在しています。 資産運用において、世界経済の成長から恩恵を受けようとするのであれば、できるだけ多くの市場に投資するのが理論的に正しいことになります。

ただ、「世の中には株式市場に投資すれば商品市場にも投資したことになる」という考えが存在しているようです。

理由は、エネルギー関連企業や金鉱関連企業なども証券取引所に上場しているからです。
事実、S&P500の構成銘柄のトップはエクソンモービルであり、4%以上も占めています。

しかし、過去の歴史において、エネルギー関連企業や金鉱関連企業が商品市場の代替となった時期などありません。

図は、1970年から現在における、S&P500とエクソンモービルの株価です。

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ノーベル経済学賞 

 1990年代に入ってからというもの、世界各地において通貨・金融危機が頻発しています。1992年から93年にかけてのERM 危機、1994年末のメキシコ通貨危機、1997年のアジア通貨危機、1998年春から夏のロシア、さらに1998-99年以降のブラジルやアルゼンチン、2000-2003年のITバブル崩壊、2001年のトルコ、そして今現在のラブプライム危機、世界経済に大規模な影響を与える通貨危機が続いています。

 頻発する危機は、当然、資産運用にも影響を及ぼします。しかし、そのような状況においても資産を増やし続けてきた方法や思考が存在しており、今回のサブプライム危機においても優位性は失われていないようです。
 おそらく、2030年頃のノーベル経済学賞には、現在ごく一部で採用されている資産運用に関するテーマがノミネートされることでしょう。ただ、その後に多数派となったときには今ある優位性は失われているかもしれません。

<参考>
 アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン銀行賞(ノーベル経済学賞)は、アルフレッド・ノーベル自身が設置、遺贈したものではなく正確にはノーベル賞ではない。そのため、他の賞と違ってノーベルの遺産から賞金は支出されていないが、選考方法や賞金額、授賞式などの諸行事はノーベル賞に準じて定められ、実施されている。受賞は1969年より開始された他の部門と同じく、1回に受賞可能な人数は3人が上限であり、共同受賞の場合は同じ受賞理由が適用される。 ---Wikipedia


資産運用の今後 

近年の資産運用の現場では、ダウンサイドリスクを抑える方式が広く採用されています。
というのも、株式の場合は以下のような統計的事実があるため、正規分布に従うMPFでは対応しきれない問題があるためです。

S&P500の例
ハースト指数: 0.5以上 ⇒ 規則性がある。
標準偏差: 歪度>0 ⇒ 正規分布しない。(upside:30%, downside:60%)
※注 測定対象の期間によって変化します。

更に、マイナスリターンによりポートフォリオを毀損してしまうと回復するのが困難であるため、ダウンサイドリスクに対応する運用方法が求められたという経緯があります。
そこで、開発されたのがPost MPTです。

ただし、PMPTが完璧なわけではなく、Ulcer Index、Sortio Ratio、Calmar Ratioなど、他にも数え切れないほどのダウンサイドリスクをあらわそうとする試みがなされています。しかも、それらを応用しても、一つの方式の買い持ちで長期的に有効な方式など存在していません。

結局のところ、市場の変化に臨機応変に対応できるプロが優位の時代が続くことでしょう。

2008-10-05_2.png
               図 正規分布と歪度
Source: 日本銀行

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