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資産運用に新たな基準を・・・。

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株式市場から得られるリターン 

長期的にはあらゆる資産から得られるリターンは名目GDP成長率に一致します。
当然、株式市場から得られるリターンにも当てはまります。

まず、国内総生産(GDP)とは、「一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額」です。
ここで、付加価値とは何でしょうか。

付加価値は計算で表すことができ、その計算方式には、おもに日銀方式と中小企業庁方式があります。

日銀方式(加算法)
 付加価値=経常利益+人件費+貸借料+金融費用+減価償却費+租税公課

中小企業庁方式(控除法)
 付加価値=売上高-外部購入価値
 ・製造業の場合
  付加価値(加工高)=売上高-(材料費+買入部品費+外注工賃)
 ・建設業の場合
  付加価値(加工高)=完成工事高-(材料・部品費+外注費)
 ・卸売業・小売業の場合
  付加価値(売上総利益)=売上高-売上原価

付加価値は、企業の売上高や利益から構成されています。
株価のプライシングか売上高や利益に関係している以上、長期的にみて株式市場から得られるリターンと名目GDP成長率は均衡します。

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Dow/Gold Ratio ⑤ 

オバマ大統領の就任後、早くも一か月が経ちました。
同時に金価格が1000ドルを回復しました。この節目にDow/Gold Ratio を確認してみたいと思います。

現在は、Dow:7,365.67ポイントに対してGold(4月限):1002.2ドルなので、Dow/Gold Ratio は約7.5です。

今後、2~3になることが予想されいるように、過去4回の記事の時よりも2~3の方向に進んでいますが、少しペースが速いように思います。

Dow/Gold Ratio
Dow :12,891.86ポイント
 Gold(6月限) :889.7ドル
 Dow/Gold Ratio :約14.5
 (2008年4月27日)

Dow/Gold Ratio ②
 Dow :9,325.01ポイント
 Gold(12月限) :718.2ドル
 Dow/Gold Ratio :約13
 (2008年11月2日)

Dow/Gold Ratio ③
 Dow :8,635.42ポイント
 Gold(12月限) :752.2ドル
 Dow/Gold Ratio :約11.5
 (2008年12月7日)

Dow/Gold Ratio ④
 Dow :8,281.22ポイント
 Gold(2月限) :839.9ドル
 Dow/Gold Ratio :約10
 (2009年1月18日)

今後も継続して確認していきたいと思います。


S&P 500 Historical Sector Weight 

表は1990年から2008年の19年間におけるS&P 500指数のセクターウエイトです。
2008年末において最大配分を占める金融セクターの比率は、100年に一度の金融危機がおさまったときには、どのように変化しているのでしょうか?

米国の金融機関のバランスシートは傷んでいるようですが、合衆国政府は大手行をそのまま破たんさせることはしないでしょう。そうなると残された選択肢は限られてきます。

①大手行の完全国有化
② ①ができないとき、解体して支援

そのとき、金融セクターの比率は今とは違っているはずです。

Sector 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
Financials 7.5 8.7 10.6 11.2 10.7 13.1 15.0 17.2 15.4 13.0 17.3 17.8 20.5 20.7 20.6 21.3 22.3 17.6 17.1
Technology 6.3 5.3 5.1 5.9 8.6 9.4 12.4 12.3 17.7 29.2 21.2 17.6 14.4 17.7 16.1 15.1 15.1 16.7 16.3
Energy 13.4 10.6 9.7 10.0 10.0 9.1 9.2 8.4 6.3 5.6 6.6 6.3 6.0 5.8 7.2 9.3 9.8 12.9 14.0
Industrial 13.6 13.2 13.3 13.9 13.0 12.6 12.7 11.8 10.1 9.9 10.6 11.3 11.5 10.9 11.8 11.3 10.8 11.5 11.7
Health Care 10.4 12.4 9.9 8.2 9.2 10.8 10.4 11.3 12.3 9.3 14.4 14.4 14.9 13.3 12.7 13.3 12.0 12.0 11.3
Consumer Staples 14.0 15.2 14.5 12.5 13.2 12.8 12.7 12.3 11.1 7.2 8.2 8.2 9.5 11.1 10.5 9.5 9.3 10.2 10.5
Consumer Discretionary 12.8 14.0 15.8 16.4 14.9 13.0 11.7 12.1 12.5 12.7 13.1 13.1 13.4 11.3 11.9 10.8 10.6 8.5 8.5
Utilities 6.2 5.8 5.6 5.6 4.8 4.5 3.7 3.3 3.0 2.2 3.1 3.3 2.9 2.8 2.9 3.4 3.6 3.6 3.6
Materials 7.2 6.8 6.9 7.1 7.1 6.1 5.8 4.5 3.1 3.0 2.6 2.6 2.8 3.0 3.1 3.0 3.0 3.3 3.6
Telecom 8.7 8.0 8.5 9.1 8.6 8.5 6.5 6.9 8.4 7.9 5.5 5.5 4.2 3.5 3.3 3.0 3.5 3.6 3.3


超長期の金価格 

図は、1880年から1968年の金価格の推移です。
1トロイオンス20.67ドルと35.00ドルに固定されています。

この期間において、現在とは異なる金融制度が用いられていました。
当然、通貨に固定されていたことから金はインフレ率に負けます。多くの個人投資家が「長期的には金はインフレ率を下回る」と結論付けるのは、このような結果を参考にしているものと思います。

しかし、現在とは金融制度が異なるのです。

2009-02-14.png


長期リターンの一致 

 長期的には、株式、債券、不動産、コモディティ、そしてCPI上昇率など、すべてのアセットクラスから得られるリターンは均衡します。
 株式投資から得られるリターンは、長期的には国債のリターンと同等になります。

 計算を簡単にするために、借入れと株式投資の関係から説明したいと思います。
まず、次のように用語を定義し、借入金で株式投資することを検証します。

 Pn:現在の株価
 r:金利(%)
 Pf:将来の株価
 D:配当

①Pn 円を借入し全額で株を買います。1年後の返済額はPn*r 円になります。
②1年間株式を保有すると、株価Pf と配当D を受け取ります。

 株式投資から得られるリターンが長期的にはあらゆる資産からのリターンを上回るとすると、誰もが株式を保有することによって株価は際限なく上昇することになります。
 しかし、そのようなことは起こっていませんし、実際には①と②の間には裁定が働き、株式が高れば株式を売却し借入金の返済に充てられ、株式が安ければ借入を増やし株式の購入に充てられます。

 よって、①と②は均衡します。

 式であらわすと次のようになります。

( 1 + r ) Pn = Pf + D

r = D/Pn + (Pf - Pn)/Pn

 つまり、借入金の金利と株式のリターンは同じとなります。
簡単な説明ですが、他の資産においても同様の計算式があてはまります。実際、過去においても同等のリターンになっていることが確認できます。

 「株式はあらゆる資産のリターンを凌駕する」というバブル的思考が是正されれば、個人投資家は投資対象の分散に向かうのではないでしょうか。


Great Depression 検証 

 100年に一度と言われる現在の金融危機ですが、過去の世界恐慌のような深刻な状況には陥ることはないと思います。
 現在の危機が世界恐慌に匹敵するほどに深刻であることに違いありませんが、各国政府の対応により、崩壊は防げるはずです。しかし、崩壊を防げたからといって、その先の回復があるかというと、ないのだと思います。
 今の危機は、信用創造によって無いものを有るように見せかけたことの調整によるものですが、やはり無いものは無いのです。

 グラフは1921年から1940年における米国の名目GDP、実質GDP、ダウ平均株価、そして、インフレ率です。
 名目GDP、実質GDP、ダウ平均株価は1921年を100として左軸に表示し、インフレ率はパーセンテージで右軸に表示しています。

 1929年以降、名目GDP、実質GDP、インフレ率が大きくマイナスになっています。現在、各国政府は1929年以降のような状態を避けるために対策を講じているのです。

 オバマ大統領もバフェット氏も現在の金融危機の克服には時間がかかると言っています。おそらく日本の「失われた10年」以上に時間がかかることでしょう。


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